新人看護師とベテランの看護師の大きな差の1つが経験です。経験はすぐに身に付くものではありませんが、ベテラン看護師から経験を生かした対応を学ぶことはできます。
新人看護師がベテラン看護師の経験を習得するポイントは「観察」です。机上の勉強をいくらしても、実践で役に立たなければ学んだ意味がありません。そこで大事になるのが、ベテラン看護師の動きを真似できるように観察すること。
始めは真似をすることからスタートすると身に付きやすいです。
外見や雰囲気などを真似するという意味ではなく、動きを忠実に再現することが大切です。真似をしてみると自分との違いが分かってくるはずです。
1日しっかりと真似をしていれば、自分の動きに無駄があったことに気づくでしょう。このように観察して真似をしてみると、勉強になることが多くあります。
もう1つ大事なのが、地道な努力です。
新人看護師にとって、現場ではひっきりなしに覚えることが出てきます。その1つ1つを毎日覚えていくように、地道に努力することが大切です。
始めから完璧にこなせなくて、失敗することもあるでしょう。しかし、その失敗が完璧に仕事ができる糧になるのです。あきらめずに努力をずっと続けていけば、いつのまにかできるようになっていきます。
そこまでたどり着く前に諦めてしまえば、何もできないままで終わってしまいます。最初は周りに怒られて辛い日々を過ごすかもしれませんが、その先には明るい未来が待っていると信じて、努力を続けることが大切なのです。